医療者、セラピストに対して指導をスタートして40年以上経ちました。

私も鍼灸・指圧・マッサージ師の資格をもっていますが、それらの技術を使うことは全くと言っていいほどありませんでした。
というより、私は治療はしていないのです。
それは、「治療で人は良くならない」ということが分かったからです。
その話は後の章で詳しくお話したいと思います。

そんな私が開講しているセミナーやスクールには、医師や歯科医師を始め、様々な分野の医療者やセラピストが受講してきました。
中には大学の教授もいます。
医学知識や医療技術は、彼らの方がずっと上です。
それなのになぜ私の講義を受講するのか。
受講者のほとんどが、医療の限界や疑問を感じていたのです。
その答えを求める中で、私と出会ったのです。

あなたが今、医療を続けていくことに疑問や行き詰まりを感じているというのでしたら、そんな人達の経験や意見は参考になると思います。

本ブログに登場するのは、医師、歯科医師、柔整師、鍼灸師、カイロプラクター、整体師等、マッサージ師です。
資格や専門としている分野は違っても、それぞれの話を聞く中で、医療に携わる職業についている人が陥る問題が見えてくると思います。
そして、そこから抜け出すにはどうしたらいいのか、そのヒントもきっと見つかると思います。

第1章目次

  1. 結果を出せない鍼灸の治療に行き詰まり、結果が出せる技術を探し求めていた
  2. 歯科医療の限界 ~原因は歯になかった~
  3. 保険医療への疑問とジレンマ
  4. 保険医療は患者サイドに立っていない
  5. 現代医学・現代医療で良くならない難治な病気・症状に対して、医者は何もできない