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3話 自分の存在する意味、必要、理由を掴む ~自己探求のためのスクール~

伊東氏が40年以上にわたり開催していた医療者へのセミナー指導をやめ、スクールへと転換したのは、2017年4月です。

スクールは単なる技術指導ではなく、伊東氏が人生をかけて掴んだ「CW Happiness Philosophy」の上で開発された読脳を始めとする独自のメソッドの指導を通して、本当の意味で人の役に立つ人を育てることを目的に開校したのです。

これまでは、技術を求めて受講する医療者がほとんどでしたが、YouTubeで臨床だけでなく、伊東聖鎬の哲学、生き方、考え方の講義の配信を増やし、また伊東聖鎬の根幹の哲学『CW Happiness Philosophy 読脳』の書籍を刊行してから、技術よりも哲学や考え方を求める医療者が少しづつですが増えてきました。

青森県の整体師、成田 雅偉さんもその1人です。      

読脳の門を叩いたきっかけは「YouTube」

成田さんは、同業の奥さんから読脳のYouTube動画を教えてもらったことがきっかけで伊東氏のことを知りました。

しかし、その時は、整体関係の他の技術に関心を持っていたので、伊東氏の動画はちらっと見ただけでした。

その後、奥さんが1dayセミナーに受講したのをきっかけに、成田さんもYouTubeや「CW Happiness Philosophy 読脳」のホームページを熱心に見るようになりました。

「ホームページを読んでいく中で、どんどん興味がわき、伊東先生はすごいなという尊敬の念が強くなっていきました。
読脳の治療効果の凄さももちろんですが、私が一番興味を持ったのは
『人は繋がり合って生きている』
『人には生きている意味、理由、必要がある』
という『CW Happiness Philosophy -宇宙の叡智・幸せの探求哲学』です。

伊東先生のもとで学びたいという気持ちが強くなり、2017年スクール1日体験に受講しました。
講義の中で、『人も、ものも、私たちの周りにある全てが繋がっていて、読脳はその繋がりを読める』ということを体験しました。
読脳は単なる治療技術ではなく、もっと奥の深いものなのだということが分かり、読脳を習得したいという気持ちがさらに強くなりました。
3年間の授業料、青森から毎月東京へ通う交通費や宿泊費の捻出は正直大変です。
それでも私はスクールで学ぶことを決断し、2018年4月に入学しました。

それには2つの理由がありました。

読脳を学ぶ理由

私は整体師として20年以上患者さんと関わってきましたが、伊東先生の読脳を使った技術を目の当たりにし、自分の力の無さにショックを受けたのです。
私は、日本の医療現場の在り方を対症療法と批判してきました。
しかし自分も同じようなことをしていることに気づきました。
読脳が出来なければ根本原因は探求できないし、根本的な解決にはならないのです。

読脳を学ばなければならない重要な理由がもう一つあります。

それは、私がずっと求め続けてきた『どう生きるのか』の答えが掴めるのではないかと可能性を感じたからです。

私は小さい頃から『夢は何? 』と問われても、具体的に答えられませんでした。

大人になって何がしたいのか。
目指すものは何なのか。
それがずっと見つからなかったのです。

どういう生き方が、人として価値のある生き方なのか、常々考えていました。
そういうことを考えるようになったのは、母の影響が強かったと思います。
母は、クリスチャンで福祉関係の仕事をしていました。
弱者を助けることが生きがいだったと思います。
母を尊敬していましたので、何かしら人の役に立つ仕事がしたいと思っていました。

高校に入学した頃から進学校の受験教育の環境についていけず精神的ストレスが絡んで体調を崩しました。
親の期待もあり大学に進学しましたがはっきりとした目的の無い私は授業に身が入りませんでした。

そんな私に転機が訪れました。

少林寺拳法、合気道で掴めなかった自己を、読脳で掴みたい

大学生の終わり頃、1冊の少林寺拳法の本と出会ったのです。

少林寺拳法の開祖、宗道臣が『少林寺拳法は、単なるスポーツや武道ではない金剛禅総本山少林寺に伝わる宗門の行である』と書いてありました。
私の武道=格闘技と言うイメージが良い意味で崩れました。
宗道臣の目的は、日本の国を理想郷にしたいということでした。
簡単に紹介するとその柱になる人造りは『自己確立』と『自他共栄』でした。
そして何よりも共感できたのは、人は平等であり、人は宇宙の大霊の分身であり、可能性の種子であるという考え方です。

私はすぐに道場を探し、修行を始めました。

それから40年が経ちました。
20年位前から合気道の世界にも興味を持ち、私なりに勉強してきました。
その中で分かってきたことは、自分と対峙している相手を受け入れることが大切だということです。
相手の身体も心も、すべてそのまま受け入れるということです。
しかし、これがなかなか難しいのです。

私は、このテーマをスクールで学ぶことで突破できるのではと期待しています。

スクールで1年学んで分かったことは、伊東先生の指導する読脳は治療法ではなく自己探求の方法だということです。
人の役に立つには、まず自分の存在する意味、必要、理由を探求し、自分がそれを掴むことだと思います。
それをすでに掴んだ伊東先生が他の人も掴めるようにと、編み出された探求の方法が読脳だと思います。

自分の存在する意味、必要、理由を掴み、求めている人の役に立てる自分になり、『CW Happiness Philosophy -宇宙の叡智・幸せの探求哲学』を広めていきたい。
それこそが私が求めていた価値のある生き方だと思います」